Works
天ぷら・天丼の重天 様
看板と同じ180cmの幅にそろえ、お店の間口が広く見えるのれんにリニューアル。

- 業種
- 飲食店
- 地域
- 埼玉県
- 制作内容
- のれん
- 担当範囲
- ディレクション、企画・構成、デザイン
ご依頼の背景
重天様からは、台風で傷んだ看板のリニューアルをご依頼いただいていました。のれんは、最初のご依頼には入っていませんでした。看板とあわせて、のれんも新しくすることをご提案しました。
制作における課題
看板のデザインを考えていると、どうしても、その下ののれんが気になってきます。以前ののれんは濃い紫色で、横幅も看板よりせまいものでした。看板とのれんの横幅がそろうと、お店の間口が広く見えます。色も白にすると、高級感が一気に増しました。
ただ、のれんをかける「のれん掛け」は、看板の横幅よりも間隔がせまく、ぐらつきもありました。のれん掛けの位置は変えずに、看板と同じ幅ののれんをどうかけるか。それが課題でした。


長年使ってきたのれん掛けの、ぐらつきを補修
のれん掛けは、軒下から斜めに出た2本の木の腕で、のれんを通す棒を支えるつくりです。長年使ううちに、ここがぐらぐらするようになっていました。のれんは、毎日お店を開けるたびにかけるものです。安心して使い続けられるよう、のれん掛けの補修も行いました。


「チチ付き」の仕立てで、幅の広いのれんもかけられるように
のれんの横幅は、看板と同じ180cmにしました。ただ、のれん掛けの位置は変えないため、のれんの端と端でかける形にはできません。
のれんの上の仕立てには、主に2つの種類があります。上を袋のように縫って棒を通す「袋縫い」と、「チチ」に棒を通す「チチ付き」です。チチとは、のれんの上に等間隔に並んだ、棒を通すための耳のような部分のことです。
昔は、袋縫いは京都、チチ付きは江戸で多く使われ、今も「関西風」「関東風」と呼ばれることがあります。今では地域による違いは少なくなり、袋縫いは、のれんのデザインを全面的に見せたいときや、棒を隠したいときにも選ばれています。
ただ、袋縫いは棒がすっかり隠れます。そのため、今回のようにのれん掛けがのれんの途中にくる場合は、袋縫いにはできません。そこで今回は、「チチ付き」にしました。チチとチチの間では、のれんと棒の間にすき間ができます。このすき間の部分で、棒をのれん掛けに支えてもらいます。これで、のれん掛けの幅に関係なく、180cmののれんをかけられるようになりました。


白い布にも種類がある。サンプルから店長さんに選んでいただく
のれんの色は白です。ただ、ひと口に白と言っても、布にはさまざまな種類があります。
そこで事前に、川越にある染め物屋さん、井上染工場さんへうかがいました。おすすめの布のサンプルをいただいてきて、その中から店長さんに選んでいただいています。のれんの制作も、井上染工場さんにお願いしました。


デザインのポイント
のれんにも、看板と同じ書家の先生のロゴを生かしました。白い布に黒い筆文字のロゴを入れ、シンプルながら高級感が出るようにデザインしています。
看板と同じく、ロゴの右下には、店長さんお気に入りのエビのマークを入れました。白いのれんの上に木の看板が並び、お店の入口全体がひとつのまとまった顔になりました。


Project Team
企画・構成:ブルーリーフデザイン
ディレクション:ブルーリーフデザイン
デザイン:ブルーリーフデザイン
ディレクション:有限会社 井上染工場
クライアント様の声

Q.のれんのご提案を受けて、いかがでしたか?
当初、のれんや看板周辺の施工は考えていなかったのですが、予算内で色々と提案をしていただき、自分が考えていた以上の出来に感激しております。
Q.完成したものを見て、どう感じましたか?
大変満足しております。従業員も前と比べて清潔感が出たとか、隣にお住まいの方からは違うお店みたいだとびっくりされました。

