ホームページ制作の見積書は、まず内訳が書かれているかを見ます。
そのうえで、「企画・設計費」と「進行管理費」に費用がかけられているかを確かめます。
この記事では、見積書に並ぶ項目の意味と、何社かの見積もりの比べ方を、制作する側の目線でお話しします。
お手元に見積書があれば、ぜひ見比べながら読んでみてください。
費用が何で決まるのかは、「ホームページ制作の費用相場は?」で説明しています。
見積書には、どんな項目が並ぶ?
次のような項目が並ぶことが多いです。
会社によって、項目の名前や分け方は違います。

聞きなれない項目を、いくつか補足します。
企画・設計費
ホームページの方向性を決めて、伝える内容を言葉にする費用です。
コンセプト設計や競合調査、ページ数や、ページごとに何をどの順番で載せるかも、ここで考えます。
この設計図を「ワイヤーフレーム」と呼ぶこともあります。
進行管理費(ディレクション費)
制作の全体を、とりまとめる費用です。
打ち合わせやスケジュールの管理、デザイナーやカメラマンとのやりとりなどが入ります。
この役割をになう人を「ディレクター」と呼びます。お客さまから見ると、相談の窓口になってくれる人です。
制作費全体の何割、という形で計算する会社もあります。
環境構築費
ホームページを動かすための、仕組みを整える費用です。
お知らせを自分で更新できる仕組み(WordPressなど)、サーバーとドメインの設定、情報を守って安全にやりとりするための設定(SSL)、お問い合わせフォームなどが入ります。
予約の受付やネットショップなど、大きな機能は別の項目になることもあります。
原稿作成費・撮影費がないとき
この項目がない見積もりは、文章と写真をお客さまが用意する前提かもしれません。
誰が用意するのかを、確かめておきましょう。
見積書は、まずどこを見る?
次の3つを、順番に見ていきます。
1. 内訳が書かれているか
「制作費 一式」だけでは、何が含まれているか分からず、ほかの見積もりと比べられません。
なるべく細かく書いてあるほうが、親切な見積もりです。
「一式」と書かれていたら、中身を聞いてみてください。
内訳を聞くのは、失礼なことではありません。
ていねいに説明してもらえるかどうかも、制作会社を選ぶときの手がかりになります。
2. 「企画・設計費」と「進行管理費」があるか
ホームページをしっかり作りたいなら、特に見てほしいのがこの2つです。
この2つの項目がきちんとあり、費用がかけられているかを見ます。
どちらも目に見えにくいけれど、ホームページの土台になる部分です。
ここが少ないと、「なんとなく」のまま作り始めることになり、「思っていたのと違う」につながりかねません。
3. 「含まれていないもの」はないか
見積書に書かれていない作業は、あとから追加になることがあります。
文章や写真を誰が用意するか、デザインの修正は何回までか、サーバー・ドメインや公開後の費用は入っているか。
このあとの「制作会社に聞いておきたい質問」で、確かめてみてください。
何社かの見積もりは、どう比べる?
条件をそろえて並べ、金額ではなく「目的に合っているか」で選びます。
1. 条件をそろえて並べる
次の4つをそろえて聞くと、比べやすくなります。
- デザインを、一から作るかどうか
- 文章や写真を、誰が用意するか
- 伝える内容を、どこまで一緒に考えてくれるか
- 公開後の更新やサポートは、別料金か
こう並べると、金額の差の理由が見えてきます。
どの会社が良い、悪いではありません。
作り方がそもそも違い、ひいては、その制作会社の考え方が違う、といっても良いでしょう。
同じ5ページのリニューアルで、20万円・50万円・100万円と差が出たときの例は、「ホームページ制作の費用相場は?」で紹介しています。
2. 目的に合う会社を選ぶ
「スマホで見ると崩れるので、スマホに対応させたい」「テンプレートの中に、気に入ったデザインが見つかった」。
そんな場合なら、テンプレートを使う会社でも良いかもしれません。
ただ、見た目をしっかり良くしたいときは、合うテンプレートが見つからないこともあります。
「デザインを変えたい。でも内容は今のままで良い」なら、一からデザインして、文章は今のものを使う会社が合いそうです。
「問い合わせを増やしたい」「会社の強みを、きちんと伝えたい」。
そう考えているなら、伝える内容から考え直す会社が合うかもしれません。
金額の高い・安いではなく、「目的に合っているか」で選びます。
3. 制作会社のホームページと、担当者を見る
私たちなら、その制作会社のホームページもすみずみまで見ます。
書いてある内容やデザインから、その会社の姿勢が伝わってくるからです。
打ち合わせでは、担当者の説明も聞いてみましょう。
質問に、分かりやすく答えてもらえるか。
公開したあとも、気軽に相談できそうか。
ホームページは、作って終わりではありません。
長く付き合える相手かどうかも、大切にしたいところです。
制作会社に聞いておきたい質問は?
打ち合わせのときに、そのまま使える質問をまとめました。
メモ代わりにどうぞ。
- この金額には、何が含まれていますか?
- 文章や写真は、こちらで用意する前提ですか?
- デザインの修正は、何回までできますか?
- ドメインやサーバーの費用は、見積もりに入っていますか?
- 公開したあと、毎月・毎年かかる費用はありますか?
- 公開後、自分たちで更新できますか?使い方は教えてもらえますか?
ブルーリーフデザインの場合
私たちは、見積もりの前に、まず「ホームページで何をしたいか」を伺います。
そのうえで、必要なページや作業を一緒に整理してから、お見積もりをお出しします。
料金の目安は、料金目安のページをご覧ください。
まとめ
- 見積書は、まず内訳が書かれているかを見る。「一式」なら中身を聞く
- 「企画・設計費」と「進行管理費」に、費用がかけられているかを確かめる
- 何社かを比べるときは条件をそろえ、金額ではなく目的に合っているかで選ぶ
費用が何で決まるのか、予算が合わないときの相談のしかたは、「ホームページ制作の費用相場は?」で説明しています。
「何社かの見積もりを並べたけれど、どれがいいのか分からない」
そんなときも、ひとりで悩まなくて大丈夫です。
迷ったら、お気軽にご相談ください。

