今回は、ワイルドスワンズで大人気のコンパクト・ミニ財布、パーム(PALM)のシェルコードバンの表面の接写した写真をご紹介したいと思います。
私の個人的な印象ですが、パーム(PALM)はワイルドスワンズの登竜門的な商品ではないかと思っています。ワイルドスワンズ製品は、まずは、パーム(PALM)からお試しあれ!といった感じでしょうか。
PALMのサイズ
メーカー:WILDSWANS(ワイルドスワンズ)
サイズ:H87 x W100 x D25 mm
収納部:コインポケット1 、カード室1、札室1
外装素材:アメリカ馬革(シェルコードバン)
内装素材:アメリカ牛革(型押しブッテーロ)
使いにくいとは言わせないほどに洗練されたデザインと機能性
ワイルドスワンズのオンラインショップでコンパクト・ミニ財布パーム(PALM)を購入すると、おなじみの緑色の薄葉紙に丁寧に包まれて届きます。
こちらのパーム(PALM)の外装皮革はホーウィン社のシェルコードバンが使われています。ホーウィン社のシェルコードバンは、ワイルドスワンズ、ガンゾ、ココマイスターといった人気革商品ブランドでも、極めて高い人気がありますね。
シェルコードバンらしく、皮革の表面にピンホール(毛穴)が目立ちます。
パーム(PALM)本体の背面には、カードポケットが設けられているので、SuicaなどのICカードが収納でき、パスケースとしても使用できます。背面の革の表面にも小さな傷やピンホール(毛穴)が残っていますが、これらは使っていくうちに、革繊維が寝てくるので、徐々に目立たなくなります。
内装素材には、イタリアのトスカーナ地方にある老舗タンナー・ワルピエ社のブッテーロの型押しが使われています。ブッテーロは、サドルプルアップと同じく、牛革の中でも肉厚な肩(ショルダー)の部位の革を使っています。このブッテーロは、植物性のタンニンで鞣されていて、繊維密度も高く、コシも強く、とても丈夫な革です。
それにしても、シェルコードバン皮革は、強靭であることに加え、経年変化によって美しい光沢を楽しめる皮革なので、一度は持っておきたい皮革ですよね。
それと、個人的には、牛革の匂いは、正直、全般的に苦手なのですが、シェルコードバンの香りがたまらなく大好きです。
それでは、内装のデザインなどを写真でご紹介したいと思います。
ロゴは、小さく「WILDSWANS」と、とても控えめに型押しで刻印されています。
フラップの上の部分には、ロゴはありません。シンプルです。
黒革に、ゴールドのスナップボタンが美しく輝いています。このボタンの開閉時の音と感触は、持っている人なら誰もが頷く心地良さです。
小銭入れ部分の内部です。
型押しレザーなので、小銭を入れても傷や汚れが目立ちません。このコインポケット(小銭入れ)の内部にはベロフラップと呼ばれる仕切りがあり、この仕切りの裏側にカードを4枚程度収納することができます。
革は一般的に、写真のように山折りに折り曲げると、革繊維が立ってしまい、ザラザラとした手触り(所謂、ザラ)になるものですが、ホーウィン社のコードバン革はオイルがたっぷりと含まれているので、さすがにザラは感じられません。もし、ザラがあったとしても、使っているうちに、徐々に革繊維が寝て、しっとりスベスベの手触りに変わっていくので心配ご無用です。
わずか2日だけでも、シェルコードバンの表皮が磨かれ光沢が現れ、艶やかになってきます。
艶やかです。これで、たった2日です。
アタリも出ています。パーム(PALM)は外装の表面に「アタリ=裏生地の跡」がついてしまいます。構造上の問題なので、仕方がありませんね。
撮影時のi phoneが反射するほど、わずか2日で艶やかになり始めます。シェルコードバンは使い込むほどに味が出てくる革です。
シェルコードバンの手触り心地は最高です。
パーム(PALM)の感想まとめ
それにしても、このアタリは、パーム(PALM)の宿命でしょうか。でも、気にして使う人はまずいないと思います。
パーム(PALM)を紹介するブログはたくさんありますが、今回は、シェルコードバンの表面の接写した写真を見て頂きました。
まとめ
パーム(PALM)には、小銭、カード数枚、お札が入る手のひらサイズのとてもコンパクトな財布です。
個人的には、良く使うカード4枚、片手に収まる量の小銭、千円札と5千円冊数を合わせて計10枚程度を収納するのに適した小銭入れという印象です。
KF-003とパーム(PALM)はどちらが使い勝手が良いか?この質問に、意見は分かれます。
KF-003のように横にしても小銭が落ちないタイプが良いという人もいれば、ボタンを開いて直ぐに小銭が取り出せるパーム(PALM)が良いという人もいます。
1万円札も余裕で入れられるKF-003が良いという人もいれば、お札は千円札を何枚か入れておけば十分なのでパーム(PALM)が良いとう人もいます。
どちらの使い勝手が良いかは、その人次第ということですね。
いずれにしても、私は、パーム(PALM)の曲線美の形を見てワイルドスワンズというブランドを知りました。
ですので、パーム(PALM)はワイルドスワンズ製品の登竜門的な商品ではないかと思っています。
ワイルドスワンズ製品は、まずは、パーム(PALM)からお試しあれ!といった感じでしょうか。
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